女性の脂肪の種類とその役割とは
女性にとって痩せたいという願いはいつの時代でもありますが、そうはいっても体脂肪を目の敵にしてはいけません。体脂肪には、女性が健康を保つための重要な役割があるのです。
女性の体内にある脂肪には、蓄えられている場所や種類によってそれぞれ名前が違います。その種類にはおおまかに、体脂肪、皮下脂肪、内蔵脂肪があります。

女性にとって脂肪は悩みの種ですよね
体脂肪
体脂肪とは、体内にある全ての脂肪組成の総称をいい、エネルギーを蓄える働きがあり、飢えに備えるための機能であって体本来の仕組みの一つです。
食料が手に入らない場合のように、非常事態に備えて体は食事で取り入れたエネルギーを脂肪として体に蓄えているのです。災害時などに数日食べずに生きていられるのは、この機能があるからです。
また、この体脂肪には保温や断熱など、子宮などの臓器を守る働きをしています。内蔵を守るためのクッションとなっているのです。
皮下脂肪
皮下脂肪とは、その字のとおり、皮膚の下の部分に溜まる脂肪で、10代から20代の若いころにつきやすいという特徴をもっています。
内蔵脂肪
内蔵脂肪は、内蔵の周りにつきやすい脂肪で、40代以降のなるとつきやすくなります。内蔵脂肪は、動脈硬化などの生活習慣病などと結びつきやすいので、注意が必要です。
いったん生活習慣病になってしまうと、体の老化が一気に進んでしまうことから、生活習慣病にはならないようにしましょう。
内蔵脂肪の肥満といってもやっかいなのは、見た目は太っていない人が、加齢にともなう女性ホルモンの減少によって内蔵脂肪をつけてしまう隠れ肥満です。
この隠れ肥満は、体重があまり増えないことから、体型も変わらないので、内蔵脂肪が体内に溜め込まれていても気付くことが困難です。
生活習慣病にかかってしまった後に、初めて隠れ肥満であったことに気付くことも多いのです。
このやっかいな隠れ肥満ですが、体組成計で体脂肪率を測ることによって、見抜くことが可能です。
理想的な体脂肪率とは
体全体に占める体脂肪の割合を表すのが体脂肪率です。これが25パーセントを超えると軽い肥満だとされますが、逆に11~14パーセント以下だと正常な健康状態を保つのが難しくなってしまいます。
女性の標準的な体脂肪率は20~25パーセントです。これだと多いと感じる方も多いかもしれませんが、体脂肪は女性ホルモンの分泌を促すことから、女性にとって重要な役割も果たしているのです。
そして、体脂肪率が21,7~23パーセント以下だと月経周期がくずれてしまいますし、さらに10パーセント台だと卵巣が正常に働かなかったり、出産に支障が生じたりするので注意しましょう。
女性にとってモデルのような細い体型に憧れる方も多いですが、適度な脂肪を維持するのも大事ですから、過度なダイエットはしないようにしましょう。
筋肉をつけて基礎代謝力を高めながら、体脂肪率を標準以内に保つのがずっと若い健康な体でいるためには重要です。

適度な筋肉と脂肪のついた体が健康的な体なのです