DIT(食事誘導性体熱産生)を上げて太りにくい体質にして、ダイエットを成功させる方法とは?【2024】

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DITの働きとは

DITとは、食事誘導性体熱産生と呼ばれるものです。食事をした場合に体が熱くなったり汗をかいたりするのは、食事で体内に吸収された栄養素が分解されて体の熱となって消費されているからですが、この食事の最中や食後にエネルギー代謝の量が増える現象のことをいいます。

このDITには個人差があり、食事の後でたくさんの熱を発散する人ほど、食事で摂取したエネルギー消費量が増えることになるので、同じ食事を食べていたとしても太りにくくなるのです。

つまり、食事ととった場合に、体温が上がりやすい人ほど太りにくい体質なのです。

 

食事の際や後に体温が上がる人は太りにくいです

DITのエネルギー消費量とは

また、通常人が1日に消費するエネルギーは、何もしないでも消費されていく基礎代謝と歩いたり運動したりして消費される生活活動代謝、そしてこの食事誘導性体熱産生の合計によって決定されます。そして、この割合は基礎代謝が60~70パーセント、生活活動代謝が20~30パーセント、食事誘導性体熱産生が10パーセントです

例えば、1日に2000キロカロリーを消費する人であれば、食事誘導性体熱産生だけで200キロカロリーが消費されることになります。

10パーセントの割合と聞くと少ない気がしますが、基礎代謝がすぐに大きく変動できない以上、食事の時間でコントロールできるDITは消費エネルギー量を上げるために重要なのです。

DITの能力を向上させるためには

痩せたいというのは多くの人が持っている夢ですが、食事をとるのと同時にエネルギー消費が促されるDITの能力の向上は痩せる体質を作るために重要になってきます。

しかし、このDITも年齢を重ねるごとに基礎代謝と同様に減少していってしまうことから、加齢とともに太りやすくなってしまうのです。

そこで、加齢によるDITの衰えを防いでDITの能力を向上させるためには、体を温める食事をするようにしましょう。

温かいものを食べると体も温かくなることから、代謝が上がりエネルギー消費量が大きくなります。たくさんの野菜とともにビタミンも多く取れる鍋料理などはおすすめです。香辛料や生姜などを使って体の内側からぽかぽかにしましょう。

 

鍋料理で体を温かくしてDITを高めましょう

 

また、食事の際には食物をよく噛んで食べることも重要です。よく噛んで食べることで交感神経が刺激されるので、DITが高まります。一口で20~30回程度は噛むようにしましょう。

良く噛んで食べることは、DITを高めるとともに、満腹中枢が刺激されやすくなることから、大食いしてしまうこともなくなります。DITを高めて食べる量も減らせるという太らないための嬉しい二重の効果があるのです。

さらに、DITによるエネルギーの消費量は、糖質のみの場合には5~10パーセント、脂質のみの場合には5パーセントのカロリー消費量ですが、タンパク質のみの場合だと30パーセントも消費されるのです。

そこで、食事の食材を選ぶ際には、低カロリーで高たんぱく質な食事をとるようにしましょう。ダイエットをすると筋肉量まで落ちてしまい基礎代謝量も落ちてしまいますが、タンパク質を多く摂取して筋肉を維持し、基礎代謝アップも図ることができるのです。

 

これらの方法を日常生活の中に取り入れて、DITをアップし太りにくい身体を目指しましょう。