紫外線によるお肌の老化予防とは
日光に浴びることは気持ちの良いものですが、お肌に紫外線を浴びると、肌の細胞内で体に悪い影響を与える活性酸素が発生してしまい、メラノサイトという細胞に刺激が加えられる結果、メラニン色素を作り出してしまいます。
このメラニン色素は、夏などに日にやけるとお肌が黒くなるように、紫外線に含まれる有害な光からお肌を守るために肌を黒くする働きをしているのです。なぜなら、紫外線は若々しい肌を維持するためのコラーゲンを破壊してしまい、肌から弾力やハリを奪ってしまいますし、肌を乾燥させ荒れた肌にしてしまう効果があるからです。
そして、発生したメラニン色素が肌の中に残って沈着してしまったものが、お肌の大敵であるシミの原因となります。メラニン色素には紫外線から肌を守るという働きをしている一方で、お肌にシミを生み出す原因ともなっています。
このような紫外線からお肌を守るためには、UVカットのサングラスや日傘などを上手く使って直射日光を浴びることを避けるようにしましょう。目から紫外線が入るのを防ぐのも、紫外線対策には重要です。
また、日焼け止めなどを塗ってお肌を紫外線から守ることも有効な手段です。ただし、SPFの値が高いほど紫外線防止の効果は高くなるのですが、その反面肌に負担をかけやすく洗顔しても落ちにくいことから、紫外線からお肌を守るために塗っているのに逆にお肌に負担をかけることになっては本末転倒です。そこで、日焼け止めは長時間外にいるような場合には、SPFの値の高いものを用いて、短時間の外出など普段使いのときはSPFが30程度未満のものを使用するようにしましょう。
体のコンディションを整えてターンオーバーを活発にする方法とは
お肌は体の外にある臓器とも言われるものですから、体の中の状態が悪いと肌の状態も悪くなり、体のコンディションが良い状態だとお肌の状態も自然と良くなります。
体が疲れていれば、お肌も疲れた状態でハリを失ってしまいますし、体の内部が老化していてはお肌のシミやシワも増えるのです。
そこで、若々しい健康な肌を維持するためには、体のコンディションを整えてターンオーバー(新陳代謝)を活発にすることが重要です。
毎日かそれが無理でも週に数回は、ウォーキングやジョギングをすることによって新陳代謝を活発化していきましょう。こうして新陳代謝を活発化すると、皮膚のライフサイクルが早められることから、新しい若い細胞で作られたお肌になることができます。
また、お肌の細胞は夜のうちに昼間紫外線などによって受けたダメージを修復し、新しい細胞を生み出してお肌を作り直しています。このように、睡眠は新しい綺麗なお肌を作るために重要なものですから、睡眠不足はお肌の敵だとみなして毎日7時間以上は睡眠時間をしっかりととるようにしましょう。良く眠ることでお肌だけではなく、体の内部の疲労も回復しコンディションが良くなるのでおすすめです。
若々しいお肌を維持するための栄養とは
お肌にとって重要な栄養といえばコラーゲンが有名ですが、コラーゲンをとる場合にはビタミンCも同時にとるようにしましょう。
これは、食物から摂取したコラーゲンは体内でそのまま利用されるのではなく、いったんアミノ酸に分解された後、ビタミンCやタンパク質などの働きによって再びコラーゲンが作られるからなのです。
コラーゲンが多く含まれる食材としては、豚足や牛筋、手羽先、鶏皮などがあるので、コラーゲンを摂取したい人はこれらを多く取るようにしましょう。
また、ビタミンCの多く含まれる食材としては、アセロラやレモン、グアバ、パセリなどがあるので、これらも同時にとりましょう。さらに、老化防止の効果のあるビタミンAを含む食材であるブロッコリーやほうれん草、ウナギなども美肌の維持には効果的です。
これらの方法を使うことによって、お肌の老化を予防し若々しいお肌を維持しましょう。
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