重金属と体内毒素の人体への影響とは?その毒性と排出・デトックス

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知らないうちに溜まっていく体内毒素とは

よく聞くデトックスという言葉は体内毒素を体外に排出して健康になろうというものですが、体外毒素とはなんなのでしょう。

毒素とは、本来環境の中に存在する有害な化学物質の全般を指すのですが、現在デトックスと言われるもののターゲットとなっているのは、工業先進国などに多く存在する有害重金属です。

つまり、デトックスと言う場合の排出すべき体内毒素とは、主に有害重金属のことを指すのです。

そして、こうした重金属は現代のように科学や工業が発達したことで、土壌汚染によって野菜や果物に多く含まれるようになったり、海洋汚染によって魚介類に多く含まれたり、食べ物に関係なく空気汚染で空気中に含まれたりと、文明の進化にともなって昔よりはるかに私達の身体へ侵入しやすくなっているのです。

 

現代社会では毒素である重金属が体内に溜まり易くなっています

体内毒素の主な元凶となる有害重金属とは

人間の身体の成分の96パーセント以上は酸素や炭素、水素、窒素といったこの4つの元素で作られており、この中にタンパク質や糖質、脂質といった主要な栄養ととともに、ビタミン類なども含まれています。

そして、あとのわずか4パーセント程度の成分が必須ミネラルと呼ばれており、重金属の類はこのミネラルと同じ部類に分類されます。

これらの必須ミネラル類は全体から見れば微量ですが、人間の生命活動にとって欠かすことのできない重要な働きをしており、骨や歯を作る材料になったり、酸素の運搬を支えたり、身体の発育や代謝を促す酵素の核となったりと、様々な部位で生命活動を支えているのです。

必須ミネラルと有害ミネラルとは

身体の役にたっている必須ミネラルですが、同じミネラルの類に属していたとしても、有害ミネラルといわれる重金属は体内に及ばす影響がまるで異なってきてしまいます。

有害重金属は必須ミネラルとは異なり、身体に対する有用性はほとんどないばかりか、重金属自体やその他の物質と結合することによって、身体に様々な悪影響を及ぼすのです。

有害ミネラルである重金属の身体に及ぼす影響とは

重金属の中でも特に、ヒ素や鉛、水銀、カドミウムといった重金属は、一定量を超えて摂取し続けてしまうと、体内の酵素やホルモンの働きを阻害してしまうことから、細胞の働きや新陳代謝を著しく低下させてしまいます。

その結果として、寝ているはずなのに一日中だるいや眠たいなどの倦怠感を感じたり、いつまでも疲れが抜けないなどの慢性疲労になったりします。

 

疲れが抜けなかったりだるいのも重金属によるものかもしれません

 

また、脂肪を分解する酵素の働きも阻害されてしまうことから、普段と同じ食事をしていても太りやすくなってしまったり、ダイエットを開始しても痩せにくい体になってしまったりします。

さらに、体内に重金属などの体内毒素が溜まってしまうと、お肌が荒れてしまうことから、ニキビやふきでものができやすくなってしまいます。

他にも、体内に毒素が蓄積すると肝臓が普段より働きすぎることから、普段より体温の上昇が起こってしまいます。

それだけではなく、私達の身体には本来毒素や老廃物を排出するための酵素も存在しているのですが、カドミウムや水銀、鉛は、その酵素の本来の作用を抑えこんでしまうことから、私達の体内から毒素を排出する解毒作用も有害重金属によって阻害されてしまうのです。

主な有害重金属の摂取原因と健康被害

水銀

銀色の重金属で、体温計や血圧計などに用いられてたりします。特徴としては25度以上になると気化してしまうことから、呼吸で吸収されたり皮膚から吸収されたりもします。

水銀は、主に海洋汚染によって汚染された魚介類を摂取したり、ゴミ焼却施設からであったり、歯の詰め物であるアマルガムから、処分後の蛍光灯などから体内に侵入します。

水銀を過剰摂取した場合には、中枢神経に作用して脳細胞に重大な悪影響を及ぼすことから、そこから肝機能障害、腎機能障害、頭痛、下痢、身体のしびれなどの症状へと発展していきます。

また、水銀が過剰に蓄積されると活性酸素の発生が活発になることから、血管を老化させ動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病へとつながることから、注意が必要です。

 

体温計の中に使われていたりするので、見たことがある人も多いはず

 

カドミウム

カドミウムは、4大公害病の一つであるイタイイタイ病の原因となった重金属です。本来カドミウムは日本各地の鉱山や地中に存在しており、地中から掘り起こされた時に、河川や土壌に広まっていってしまいます。

河川や土壌に広まってしまったカドミウムは、最終的にそこで育てられた野菜や生き物を介して、私達の身体に蓄積していってしまうのです。

カドミウムは、他にも喫煙やタイヤの磨耗粉塵、車の排気ガス、工場からの排水や肺炎によって体内に摂取されます。

カドミウムを過剰摂取した場合には、肝機能障害、腎機能障害、骨粗鬆症、骨軟化症、貧血、ガンなどの症状がみられます。

鉛は柔らかく加工がしやすいことから古くからよく使用されてきており、乾電池の電極や合成成分、昔のペンキなどに含まれていたりします。

鉛は、煙草、鉛管(水道管)、毛染め、車の排気ガス、塗料などに含まれており、そこから体内に摂取されます。

鉛を過剰摂取した場合には、肝臓や腎臓の機能に障害をおよぼすことから肝機能障害や腎機能障害の症状が見られ、他にも脳の中枢神経に悪影響が及ぶと脳発達不全や認知症になってしまう危険性があります。さらに、貧血、動脈硬化などの症状も見られます。

ヒ素

ヒ素は毒性の高い物質であり、古くからその毒性を利用して農薬や殺虫剤、木材の防腐などにも使用されてきました。毒物混入カレーなどでも有名になった重金属です。

しかし、ヒ素はカドミウムと同様に自然界にもともと多く存在する物質で、火山活動によって地底から地表へと放出されます。それゆえ、魚介類や海藻などには微量のヒ素が含まれています。

ヒ素は、他にも防腐剤や殺虫剤、産業廃棄物、車の排気ガス、汚染された魚介類に含まれており、そこから体内に摂取されます。

ヒ素を過剰に摂取した場合には、ヒ素はタンパク質と結合しやすい性質を持つことから、タンパク質の合成や酵素の働きを阻害してしまいます。最初は倦怠感や食欲不振、貧血などの日常でもありうるような症状なので分かりにくいのですが、症状が進むと呼吸器疾患、皮膚がん、心機能障害、神経炎などの症状となって現れます。

 

排出方法についてはこちら

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