女性において1日に分泌される男性ホルモンの量とは
女性の体において、1日に分泌される男性ホルモン(テストステロン)の量は、通常の男性の約10分の1から20分の1しかありません。
健康な男性の体では、1日に7ミリグラムほどの男性ホルモンが分泌されていることから、女性では1日に0,7ミリグラムから0,035ミリグラムほどしか分泌されないのです。
男性ホルモンが女性の体に与える影響とは
男性ホルモンの効果
女性にとって男性ホルモンと何の関係があるのかなと考える方もいるかもしれませんが、この少量の男性ホルモンがきちんと分泌されないというだけで、女性の体は老けやすくなってしまうのです。
男性ホルモンが女性にとって若い体を維持するのに必要な理由は、男性ホルモンが筋肉を作るために欠かせないホルモンだからなのです。
これは、男性ホルモンには、筋力を高めたり筋肉量を増加させる働きがあったり、筋肉を減少させるストレスホルモンの働きを抑制してくれる効果があるからです。
筋肉量が体に与える影響
筋肉は基礎代謝量を増大させる役割がありますから、女性でも筋肉量が低下すると基礎代謝量が低下してしまい、太りやすくなってしまうのです。
また、筋肉量が低下すると、当然顔や体などが老化によって衰えてきてシワなどが増えてきてしまいますし、いわゆる引き締まった体とは逆にたるんだ体になってしまいます。
男性ホルモンの分泌量を上げるためには
では、男性ホルモンの分泌量を増加させるためには、どうすればよいのでしょうか。
男性ホルモンの分泌には、食生活の仕方や運動の方法が大きく影響を与えます。
女性の方に特に多いベジタリアンなどの菜食主義や、低カロリーや低たんぱく質の食事、過剰なストレスやトレーニングなどは、男性ホルモンの分泌を低下させてしまうのです。
そこで、脂質の取りすぎには気をつけて、高タンパク質なお肉を食事で積極的に取るようにしましょう。脂身の少ない牛や豚の赤身などがおすすめです。また、脂が気になる人はプロテインなどで補充も可能です。
食べ過ぎによる肥満を防ぎながら、男性ホルモンの分泌を促すために肝心なのは、食物の摂取と消費のカロリーバランスを取りながら、体脂肪を女性の標準レベルである20パーセントから25パーセントに保つことです。
皮下脂肪は女性らしさにとって重要なことですが、腹部の皮下脂肪が厚いと、男性ホルモンの分泌量が低下してしまうので、注意が必要です。
男性ホルモンの別の意外な効果とは
男性ホルモンが女性にとって筋肉量を増やすために重要なホルモンであることがわかりましたが、他にも重要な効果があります。
男性ホルモンは精神面でも大きな影響を及ぼし、男性ホルモンの分泌が増加すると、前向きに生きる力ややる気が向上していきます。ふさぎこみや鬱を予防し、ストレスのない生活をおくるためには男性ホルモンの分泌が重要なのです。
特に、体の老化に対抗しずっと若々しい体を維持していくためには、このやる気の継続が重要です。
1日に30分のウォーキングや就寝前の腕立てやスクワットなどの適度な運動と、赤身のお肉で高たんぱく質の食事をとり、十分な睡眠をとる、これらを生活習慣に取り込むことで、男性ホルモンの分泌を増加させ、若々しい肉体とやる気を維持しましょう。
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