性機能の低下の原因とは 年齢との関係
性機能の衰えについては個人差が大きいことから、40代でも性欲が減退している人もいますし、一方で70代でも性欲が旺盛な人もいます。このような性機能の違いに大きな差が生じるのは、どのような理由があるのでしょうか。
テストステロンの分泌の減少
年代に大きく差があるにもかかわらず性欲が異なる原因のひとつとして、男性ホルモンであるテストステロンがあります。このテストステロンは、加齢とともに20歳ごろから平均的に毎年1~2パーセントほどの割合で分泌量が少しずつ減少していってしまうのです。
このテストステロンの分泌に低下に伴い、性欲の低下とED(男性機能低下)の発症率も高くなってしまいます。
生活習慣病との関係
一方で、過剰な飲酒や喫煙、運動不足、食生活の乱れなどによってもテストステロンの分泌量は減少していってしまいます。
このような良くない生活習慣は、生活習慣病の原因ともなっているので、性欲の減退は生活習慣病と関係することになります。
特に、高血圧や脂質異常、肥満などの有病者については、EDの可能性が高くなるというデータもあることから、不摂生が性機能の低下につながっているのです。
ストレスによる性機能の低下
また、現代社会ではストレスも多いですが、過剰なストレスは身体と心に様々な影響を与えてしまいます。ストレスがたまると、性機能自体が衰えてしまうことから(勃起不全や中折れ)、行為自体ができなくなってしまいます。
また、ストレスをためこんでしまうことによって、性行為自体への欲望がなくなってしまったりすることから、さらに性欲減退へとつながってしまったりします。
性機能を若く維持するためには
生活習慣の改善
前述のように、性欲の減退は良くない生活習慣によってもたらされる生活習慣病が原因の一つとなっているのですから、性欲を改善するためには生活習慣を改善することが近道となります。
生活習慣病を防ぐためには、肥満や高血圧の原因となる塩分の取りすぎや脂質の取りすぎを防ぎ、野菜をたっぷり食べるようにしましょう。
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適度な有酸素運動
過度な飲酒や喫煙は控えることはもちろんですが、食事などの制限だけではなく適度な有酸素運動が有効です。毎日20分以上のジョギングやウォーキングをすることを習慣化しましょう。
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ストレス対策
また、ストレスはホルモンの分泌に大きく影響を及ぼすことから、ストレスを発散することも重要です。
30代や40代で性欲が減退している場合には、ストレスが主な原因となっている場合が多いです。ストレスをためこないようにして、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。
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性機能障害の治すための食事と栄養素とは
アルギニン
アルギニンは、タンパク質を作るなどの体にとって不可欠なアミノ酸の一つです。
このアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促すことで体内を活性化し、病気に罹りにくい体を作ったり、筋肉を強化して引き締まった体にしてくれます。
また、精子を増やすなど性欲を促す効果があり、性機能改善に効果があります(ED改善)
アルギニンを多く含む食材としては、豚肉、鶏肉、大豆、鶏卵、トビウオなどがあるので、アルギニンを摂取したい人は積極的に食べるようにしましょう。
核酸
核酸とは、細胞内のDNA(デオキシボ核酸)とRNA(リボ核酸)との総称です。
人間の体は毎日新しく生まれ変わっていることから、新しい細胞をつくるために核酸は体の中で有効な働きをしており、新陳代謝の促進や細胞の増殖、タンパク質の合成、細胞の活性化などの効果を有しています。いわゆる若返り作用に効果があります。
このような作用から、精力の向上や性欲アップなどに効果があります。また、やる気などの工場も認められています。
核酸を多く含む食品としては、かきや大豆、はまぐり、のり、白子などに多く含まれています。
亜鉛
亜鉛は、別名セックスホルモンとの呼ばれており、前立腺に多く含まれており、アルギニンと同様に性ホルモンの合成を促して精子を作るのを促進します。
亜鉛が欠乏すると、EDになってしまったり、精子の量が減少するなどの研究結果もあることから、性機能の維持のためにも亜鉛をとるようにしましょう。
亜鉛を多く含む食材としては、カキやウナギ、レバー、卵黄、チーズ、大豆などに多く含まれています。
生活習慣を正して、生殖器に効果のある栄養を取ることで、若々しさを保ちましょう。
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